ソフトマターフォーラム 第2回 勉強会
「液晶の不均一性を考える」 開催のご案内です。
—–もうすぐ開催のご案内です。参加申し込み締め切りを延長しました。—–
液晶には色々な要素の不均一性が発現し、界面や欠陥や階層構造を形成しています。例えば、ブルー相、TGB相等のフラストレーション液晶では自発的に欠陥が発生し系を不均一化しています。
あるいは、リオトロピック液晶のラメラ相とサーモトロピック液晶のスメクチック相は、その集合状態の不均一性について質・量ともに異なることが特徴だと考えられてきましたが、その不均一性を統一的に考える重要性が指摘されています。不均一性は、静的要因だけだはなく動的要因によっても発現し、また、ミクロからマクロまで種々のレベルに存在します。
このように、ソフトな分子集合体である液晶を「不均一性」という切り口で見直してみることはとても重要であると考えられます。そこで、今回は不均一性をテーマとした勉強会を弘前大学にて開催することを企画しました。 本勉強会では、幅広い研究対象について不均一性に関する講演を行うとともに、お互いに話題提供をしながら自由に討論する時間も設けようと考えております。話題提供を希望される方も、漠然と参加に興味を持たれる方も、ぜひこの機会にご参集ください。
世話人: 尾崎雅則・菊池裕嗣・山本潤
現地実行委員: 吉澤篤・(西山伊佐)
日 時: 2012年10月19日(金)13:30 ~ 18:00頃
会 場: 弘前大学(弘前市・文京町)・理工学部会議室(理工学部1号館・2階)
http://www.hirosaki-u.ac.jp/access/hirosakimap/bunkyo.html
参加費: 会員500円、 非会員 1,000円、 学生(会員・非会員とも)無料
プログラム(敬称略)
13:30~13:40  主旨説明
13:40~14:20
菊池裕嗣(九 大)
■転移前駆現象としての不均一性から学ぶこと
14:20~15:00
尾崎雅則(阪 大)
■液晶性高分子/液晶複合系のナノサイズ不均一 ~ナノサイズ液晶ドロップレット~
休憩(20分)
15:20~16:00
吉澤 篤(弘前大)
■分子構造に基づく液晶相への動的不均一性の導入
16:00~16:40
山本 潤(京 大)
■液晶複合系の静的・動的(時空)不均一性
16:40~17:40  話題提供と自由討論
鷺坂将伸(弘前大)
■ラメラ液晶の動的形成―崩壊挙動 ~ミクロ相分離と分子不均一性の共同作用~
大園拓哉、(福田順一)(産総研)
■ネマチック液晶のジグザグ線欠陥のゆらぎの温度依存性
竹添秀男(東工大)
■ネマチック液晶におけるスメクチックサイボタクチッククラスターはネマチック液
晶に何をもたらすか
苗村省平(鳥取大)
■系のスケールは液晶相転移の制御パラメタか?(仮)
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[申し込み・問い合わせ先]
西山伊佐(DIC)
isa-nishiyama@ma.dic.co.jp
[参加申し込み]
下記内容をご記入の上,申し込み先メールアドレスまでお送りください。
1. お名前(ふりがな)
2. ご所属(学生の方は研究室名まで)
3. 電話番号
4. メールアドレス
5. 会員種別:会員(賛助会員を含む)・非会員・学生 (不要な種別を消去してく
ださい)
※申し込み後2~3日経っても申し込み受理の返信が届かない場合には、恐れ入りま
すが申し込み先に再度メールにてご確認ください。
[参加申し込み〆切] 10月17日(水) ***締め切り延長しました***
参加申し込み締め切りを延長しました。ぜひ、この機会にお申し込みください。(参
加費の領収書が必要な方は10月11日(木)までにお申し込みをお願いします。)
なお、話題提供の申し込みは締め切りました。
本勉強会に関する最新情報は下記ホームページにてご覧いただけます。
https://jlcs.jp/forum/soft/