SS01・アンケート結果

9/3~9/5に行われた液晶学会サマースクールに対してのアンケート結果です(回答数:35)。

Q1:身分に関して

人数 会員 非会員 不明
社会人 23 ・・・・ 15 6 2
学生 12 ・・・・ 10 2 0

・社会人と学生のバランスは前回とほぼ同じ程度でした。

Q2:受講費に関して

高い ちょっと高い 妥当 安い
社会人 2 8 11 2
学生 0 1 8 3

Q3:開催地に関して

SSという趣旨上遠方でもいい 交通費がかかるので近いほうがいい その他
社会人 17 4 2
学生 9 2 1
その他の意見: ・近いほうが参加者が増えそう。交通の便のよいところがいい
・講師の方の都合にあわせたほうがよい。

Q4:講演についての感想

・ディスプレイデバイスの将来性について

難しい やや難しい 普通 やややさしい やさしい
社会人 0 0 15 5 2
学生 0 0 11 1 0

・液晶研究における分光測定の基礎

難しい やや難しい 普通 やややさしい やさしい
社会人 1 6 8 5 0
学生 0 2 8 2 0

・液晶の化学

難しい やや難しい 普通 やややさしい やさしい
社会人 0 4 13 3 1
学生 0 0 7 5 0

・液晶場における電子伝導の基礎

難しい やや難しい 普通 やややさしい やさしい
社会人 1 6 11 4 0
学生 1 4 6 1 0

・液晶の物理

難しい やや難しい 普通 やややさしい やさしい
社会人 1 6 11 5 0
学生 0 1 7 4 0

・液晶ディスプレイ入門

難しい やや難しい 普通 やややさしい やさしい
社会人 0 0 11 4 4
学生 0 1 9 2 0

・液晶研究における誘電測定の基礎

難しい やや難しい 普通 やややさしい やさしい
社会人 4 9 7 0 0
学生 3 4 4 1 0

・液晶研究における誘電測定の応用

難しい やや難しい 普通 やややさしい やさしい
社会人 5 6 9 0 0
学生 2 4 5 0 0

Q5:よかったと思う講演(best3)

講演題目 社会人 学生
ディスプレイデバイスの将来性 10 4
液晶の化学 7 6
液晶ディスプレイ入門 11 2

Q6:全体を通してよかった点

基礎から応用までメリハリがあった 8
雰囲気、環境がよかった 7
参加者の人数が適度でほとんどの人と話ができたこと 6
参加者の方々と懇談する機会が多くあったこと 6
先生方がわかりやすく話されたこと(基本的なことから聞くことができた) 6
食事がよかった 5
社会人と学生の交流が多くできた 3
時間配分がよかった 2
質問がしやすかった 1
千歳科学技術大学の見学がよかった 1
会社の中で地位の高い人の話が聞けるとしまった感じがしてよかった 1

総評:全体として施設、プログラム内容は好評ではなかったかと思います。また参加人数がこのくらいが適当、と答えて下さった方も多く、これは私がかねがね思っていたサマースクールの問題点だったので、やはり50人ぐらいが適当だな、と改めて思いました。

Q7:改善して欲しい点

予稿集(テキストとOHpの内容をもっと一致して欲しい) 3
ポスター発表者にも他のポスターを見る時間が欲しい 3
参加費が高い 2
開催地が不便、東京、関西近郊がいい 2
時間配分、自由時間をもう少し増やして欲しい 2
ポスターセッションの時間が短い、夜の懇談の終了時刻が割と早めで少々残念
参加者の参加しやすい場所でやって、多くの人がポスター発表できるようにして欲しい
強いて言えばエアコンの温度設定
部屋が狭かった、人数がもう少しいたらいいと思う
化学、物理を将来性の次にやると効果的
テーマが物性に偏っていた
学生の人数を増やして欲しい
昼食に札幌ラーメンが食べたかった
アンケートを書く時間
マイクが欲しかった
年齢、経験数の異なる人が均等に参加できるといい
学生の質問時間(半ば強制的に)を設ける

総評:一番の問題点はテキストと場所でしょう。やはり理想は講演で使ったOHPが参加者にテキストとして配られているのが理想だと思います。でも講師の皆さんお忙しい方ばかりなので、どうしてもテキスト配布後にOHp作成となってしまうので、これも仕方ないことだと思います。これには、毎年毎年テキストを作るのでなく、教科書的なものを作るのが一つの解決策でしょう。特に物理や化学、ディスプレイの基礎などはすでに確立した世界ですから、そろそろ、長期的な計画を考え、毎回の負担を減らす方向にもっていってもいい気がします。場所に関しても関東、関西近辺で避暑地としてもよいような、関東だったら伊豆のような所でやった方が、学生の交通費の負担もぐっと減って参加しやすいようです。もっとも人数が増えると、それはそれで講演会の雰囲気に近くなる気がします。それはよかった点でみなさんが挙げられている意見からもそう感じ取れます。現地で意見交換をしていると例えば液討前の講演会の変わりにチュートリアル的なことを行い、サマースクールは液討の開催場所とは反対方面で行う(たとえば今回の様に関東で液討があったらサマースクールは関西で、というような)のもいいのでは、という意見も伺いました。

Q8:今後聞いてみたい講義

物理だけでなく、ディスプレイの周辺に関すること。周辺部材、現在の問題点など。 3
2×2や4×4マトリクス法の適用方法について。液晶に関する理論計算。 2
偏光顕微鏡像と構造。液晶の組織観察。 2
施光性、補償フィルムなどに関する光の解説、光学の基礎。 2
液晶の個々の物性の話とその測定法。 2
X線を用いた液晶研究法。
液晶合成法やミクスチャーなどの泥臭い話。
ディスコティック液晶について。
ディスプレイのトレンド技術についてもう少し踏み込んだ話。
弾性論。
化学系の話。
大御所のありがたいお話(対話式講義)。

総評:社会人の方はディスプレイ周辺に関する話題をもっと、という意見が多いようです。また光に関しての講義も関心が高いようです。今回私は講演プログラムに入れなかったこともあり、ポスターで組織観察について話しましたが、次回はまた講義に加えた方が良いかもしれませんね。(ある意味必須なのかもしれません)