今年度(2013年度)、理事会の審議を経て表彰規定を大きく改定致しました。改定点は以下の通りです。
(1)従来の業績賞では学術部門と応用部門を設けておりましたが、一昨年応用部門をその主旨に鑑み開発部門とし、産業界の研究開発の実態を踏まえ個人のみならず5名以内の団体への表彰に門戸を開きました。その後、2年の運用を経て、開発部門と業績賞の趣旨の相違に鑑み、理事会において審議の結果、業績部門から新たに「技術開発賞」を独立させ、従来の業績賞は従来通り個人への賞とし、5名以内の団体への賞を創設することと致しました。これに伴い従来の業績賞における学術及び開発部門の枠も取り払われます。
(2)受賞候補者の推薦はこれまでは電子メールによる送付としておりましたが、昨今の個人情報の取り扱いに関係する事項でもあり今回から手段を特に定めず郵送等の手段も可能となるようにしております。
(3)論文賞における同一著者の再受賞に関する欠格期間が従来は5年であったものを3年と致しました。また、昨今の共同研究の成果としての論文発表が散見される状況から、過去受賞の責任著者でない共著者が過去受賞の内容と全く異なる研究内容で候補となる場合の取り扱いについても審議されましたが、今回はこれに関する改定を見送っております。規定の注記1にもあります過去受賞者に「しかるべき理由がある場合」を明記することによって推薦は可能です。その欠格の可否は表彰委員会において審議されることを付記致します。
 会員各位におかれましては学会ホームページに掲載されております新しい規定をご一読いただき各賞につきましてその候補となるべき方々をどうぞ御推薦いただきますよう御準備を御願い致します。尚、今回から申請フォームをダウンロードできるように致します。御活用頂ければ幸いです。表彰委員会委員長宛に事務局まで御送りください。公募時期については液晶誌2014年No.1に公募案内として掲載し同時にHP上にも掲載致します。
以上、よろしく御願い致します。
                               表彰委員会委員長  清水 洋(副会長)