From: 福田順一
28 Mar 2007 13:53:20 +0900
京大基研主催ソフトマター国際ワークショップのご案内
1) タイトル
New Frontiers in Colloid Physics:
A Bridge between Micro- and Macroscopic Concepts in Soft Matter
コロイド物理学の新展開:ソフトマターにおけるミクロとマクロの架け橋
主催:京都大学 基礎物理学研究所
協賛:日本物理学会、高分子学会、日本化学会,
日本液晶学会、日本レオロジー学会、粉体工学会
2) 趣旨
コロイドとは、10~1000nm程度の微粒子、または液滴が他の相に分散した状態
をいい、 塗料・食品・接着剤など我々の日常生活にとって必要不可欠な物質
群となっている。 コロイド科学は、古くから主に化学・工学の分野で研究が
なされてきたが、系全体 の物性を記述するためには物理学の概念・手法が極
めて有効で、近年新しい統計物 理学の対象として物理の視点から活発に研究
が行われるようになった。さらに、 ここ数年における実験・理論・数値計算
の技術の著しい進歩に伴い、コロイド物理は 新たな局面を迎えつつある。例
えば、高速の共焦点レーザ走査顕微鏡の出現により、 コロイド粒子の個別の
運動を実空間・実時間で観測することが可能となり、 粒子自身の示すミクロ
な挙動と系全体のマクロな物性を直接結びつけることが現実 のものとなった。
本研究会では、メゾスケールの空間不均一性を持つソフトマター (エマルジ
ョン・ゾル-ゲル・膜・粉体・ガラス・タンパク質など)を対象とした 近年の
研究成果をまとめ、また化学・生物学など異分野で培われてきた研究と知識
を共有することで、新たなコロイド物理の発展につなぐことを目指したい。
トピックス
・ソフトマターの自己組織化
・非平衡下における相転移・相分離現象
・非線形レオロジー:ジャミング・ガラス・不均一流
・協同的物理現象のモデルとしてのコロイド
・液晶、膜などとのコロイド複合系
・新規物性素材としてのコロイド
招待講演者 (3月28日現在)
・Armand Ajdari
(Ecole Superieure de Physique et de Chimie Industrielles, France)
・Paul Chaikin
(New York University, USA) (confirmed)
・Jan Dhont
(Forschungszentrum Juelich, Germany) (confirmed)
・Gerhard Gompper
(Forschungszentrum Juelich, Germany) (confirmed)
・Fumio Oosawa
(Aichi Institute of Technology, Japan) (confirmed)
・David A. Weitz
(Harvard University, USA)
3) 会期
2007年7月25日(水)~27日(金)
4) 開催地
京大会館 101,102号室
(〒606-8305 京都市左京区吉田河原町15-9)
5)ホームページ:
http://tanakalab.iis.u-tokyo.ac.jp/softmatt2007/
プログラム、招待講演者など随時、情報を更新致しますので、
時折、ご覧頂けますようお願いいたします。
6) 言語
英語
7)参加費
無料
(7月26日夕刻の懇親会に参加される方は、会費として5,000円程を予定)
8) 締切
口頭・ポスター発表申込締切:2007年 6月22日(金)
講演要旨締切 :2007年 7月 6日(金)
参加申込締切 :2007年 7月 6日(金)
9) 申し込み方法
上記研究会ホームページをよく読んで、基研ホームページから申込下さい。
定員は120名ほどを予定しております。お早めにお申込下さい。
予稿は、PDF形式にて softmatt(at)iis.u-tokyo.ac.jp までお送り下さい。
懇親会費は、研究会参加初日に研究会受付で現金にてお支払い下さい。
10) 問い合わせ先:
東京大学 生産技術研究所
荒木 武昭
〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1
tel: 03-5452-6125
fax: 03-5452-6126
e-mail: softmatt (at) iis.u-tokyo.ac.jp
—
JLCS-News http://www.jlcs.jp/NW-service/jlcs-news/
発信者: 福田順一
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