設立までの歩み

フォーラムについて

液晶研究は、物理、化学、電気、電子、光学、生物など広範な分野を包含する学際的研究です。日本液晶学会では、こうした液晶研究の特質をふまえ、日常的な研究交流の場となる組織として、「フォーラム」を設けます。

フォーラムカテゴリー

(1) 液晶物理・物性研究フォーラム
(2) 液晶化学・材料研究フォーラム
(3) 液晶ディスプレイ研究フォーラム
(4) 液晶フォトニクス・光デバイス研究フォーラム
(5) 生体関連・リオトロピック液晶研究フォーラム
○フォーラムの目的
 ・液晶に関連する各研究分野の発展をはかること
 ・会員相互の交流を促進すること
 ・フォーラム講演会の開催を通し、異分野間の交流をはかること

○フォーラムの活動内容
 ・フォーラム研究会・テーマ講演会の企画・運営
 ・メーリングリスト(ML)を利用した情報交換・意見交換
 ・各フォーラムはそれぞれ独立して、また相互に協力して、
  液晶研究の発展に寄与します。テーマ講演会は、基本と
  して、複数フォーラムの共催により開催します

各フォーラムへの参加登録は、学会の会員登録と同時におこないます。参加費は無料です。なお、登録・変更は随時可能であり、複数のフォーラムに登録することもできます。 各フォーラムの具体的活動内容は、以下のとおりです。


(1) 液晶物理・物性研究フォーラム

(検討主査 甲斐 昌一)

液晶の物性研究は、物理の一分野として広く注目されるようになりました。物性研究の進展は、同時に様々な新規材料の発見や開発、電子工業への応用を促し、今日の液晶応用技術の隆盛に大きな貢献を果たしてきました。この研究フォーラムでは、液晶物理の新しい展開を図るとともに、液晶の基礎科学フォーラムとして、他のフォーラムとの研究交流を押し進めていく予定です。包含する分野としては、相転移現象、分子論、配向物理、電気光学現象、各種物性計測技術などが挙げられます。学際的視野から他学会との活発な研究交流も目指します。下記の分野例にとらわれずに、物理や物性に少しでも興味のある多くの会員の方々の参加をお待ちしています。

このフォーラムの keywords
相転移現象、分子論、配向物理、不安定現象、電気光学物性、 界面物性、表面物性、誘電物性、各種非線形現象、非平衡現象、物性計測技術

(2) 液晶化学・材料研究フォーラム

(検討主査 高津 晴義)

液晶化学・材料研究フォーラムでは、化学としての基礎的な面と、ディスプレイ素子の材料としての応用的な面の両方から、液晶を総合的にとらえ液晶ケミストリーの確立と液晶関連産業の発展をめざします。主な研究テーマとしては、分子構造と液晶性の相関の解析、液晶の相転移・相系列を考えた分子設計、LCDへの応用をめざした新規マテリアルの研究開発などが含まれます。参加される会員の方々が、互いに刺激しあうことによって斬新的なアイデアが生まれ、新しい研究領域、応用分野が広がっていくことを期待しています。

このフォーラムの keywords
新規液晶合成、材料設計、構造物性相関、配向制御、高分子液晶、高分子分散型液晶、 ディスコティック液晶、金属錯体液晶、(高分子/液晶)複合系、超分子材料

(3) 液晶ディスプレイ研究フォーラム

(検討主査 飯村 靖文)

液晶ディスプレイ研究フォーラムでは、ディスプレイ素子への応用を念頭に置いて、すべての液晶関連技術についての最新の技術情報交換を行うと共に、その技術の基本的な理解のためのより深い議論の場を提供し、液晶ディスプレイ分野のさらなる発展を目指します。特に、異なる専門分野をもつ研究者がよりフランクな立場で意見交換を行うことにより、新しい発想に基づいた液晶ディスプレイの芽を生み出したいと考えております。本研究フォーラムにおいては、それぞれの研究分野の専門家を招いた技術勉強会を開催し、その分野のより深い理解を促すと共に、異なる分野の研究者が一つの問題について議論し合う技術討論会を開催します。

このフォーラムの Keywords
ディスプレイ、配向技術、電気光学、分子材料、反射型液晶、TNLCD、STNLCD、TFTLCD、FLCD、AFLCD

(4) 液晶フォトニクス・光デバイス研究フォーラム

(検討主査 池田 富樹)

光のプロセス(フォトニクス)は、高速処理(時間軸)・多重処理(波長軸)・並列処理(空間軸)が可能であるという特性に加え、非常に優れた対雑音特性を有しており、次世代の情報処理の中核技術と位置づけられています。液晶の基本的物性から考えると、空間光変調器・画像認識装置等の光学素子、さらに将来的には光コンピュータなどの高度情報処理素子など、より広い工業的応用展開が可能です。このような現状に鑑み、このフォーラムでは光技術を取り入れた液晶の新しい応用展開に関して、基礎研究のフェーズから積極的に情報交換の場を提供します。近年の光学素子の分野は、個々のデバイスから高度にシステム化された複合システムの基幹素子と位置づけられていることを考慮し、従来からの液晶研究分野に囚われず、液晶デバイスを利用する立場の研究者の積極的参加を期待します。

このフォーラムの Keywords
空間光変調、2次元・3次元画像認識、光導電性材料、 光スイッチング、光記録、光通信、光化学、非線形光学 などに関連する素子・システム・材料

(5) 生体関連・リオトロピック液晶研究フォーラム

(検討主査 川村 泰彬)

生命活動をになっている生体膜系はリオトロピックなスメクティックA液晶に類似した構造であり、核酸分子・ポリペプチドはある条件下でリオトロピックな液晶相を示すことが知られています。また、リポソームという生体膜に似た構造の膜が積み重なった袋は、薬剤の担体としての利用が研究されています。界面活性剤などの両親媒性分子は古くからリオトロピック液晶相を示すことが知られていますが、最近は多様な凝集組織を示す複雑流体としての振る舞い、あるいは化学反応の場や微小な機能素子の構成材料としてのその単分子膜や積層膜系が注目されています。このようにリオトロピック液晶は、現在、生物学、化学、物理学、工学、薬学などに関わる分野に新しい興味を引き起こしています。このフォーラムは、液晶の生物学的見地をベースに、基礎から応用までさまざまな研究者が集まり、自由に討論しあえる場を提供いたします。

このフォーラムの Keywords
リオトロピック、単分子膜、二分子膜、LB膜、生体膜、 凝集組織、複雑流体、自己組織、自己認識、生体素子
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