2012年 日本液晶学会 講演会

概要

主題:法人化記念講演 ‐液晶の研究活動の現在および将来‐

趣旨:2011年12月,日本液晶学会は一般社団法人として新たな歴史を刻み始めた。これを記念して,研究機関および産業界より基調講演をいただく。また,学会で主な研究活動を担っている6つのフォーラムより,それぞれの分野における最近の興味深い話題を紹介する。本講演会により,今後の液晶の研究動向が見えてくる。

講演内容

I.基調講演

(1) 液晶と高分子の複合による機能発現
九州大学 先導物質化学研究所 菊池裕嗣 先生
(2) LCDの発展と今後の展開
シャープ(株) 研究開発本部 ディスプレイ技術研究所 第一研究室 宮地弘一 氏
Ⅱ.研究フォーラムからの最近の話題

(1) 液晶物性・物理研究フォーラム
「液晶の表面配向と配向膜」
大阪産業大学 デザイン工学部 宇佐美清章 先生
(2) 液晶化学・材料研究フォーラム
「液晶/エラストマーのハイブリッド化が生む多様な刺激応答特性」
京都大学大学院工学研究科材料化学専攻 浦山健治 先生
(3) 液晶ディスプレイ研究フォーラム
「エレクトロニクス応用に向けたグラフェンとナノチューブの創製」
九州大学 先導物質化学研究所 融合材料部門 吾郷浩樹 先生
(4) 液晶フォトニクス・光デバイス研究フォーラム
「液晶光学デバイスと光学機器への応用」
シチズンホールディングス (株) 開発部光応用技術開発課 橋本信幸 氏
(5) ソフトマター研究フォーラム
「サーモトロピック液晶とリオトロピック液晶の統一に向けて」
筑波大学 数理物質系 齋藤一弥 先生
(6) 分子配向エレクトロニクス研究フォーラム
「液晶性半導体で実現する塗布型有機薄膜太陽電池」
大阪大学大学院工学研究科 尾崎雅則 先生