日本液晶学会全フォーラム合同企画
2017年日本液晶学会小サマースクール(SSS2017)

日本液晶学会全フォーラム合同企画・2017年日本液晶学会小サマースクール(SSS2017)
昨年に引き続き全研究フォーラムの共同企画として,合宿形式のSSS(小サマースクール)を開催します. 一泊二日ですのでお気軽にご参加ください.
 液晶の研究に必要な基礎概念に関する講義に加え,今回は特許についても講義を用意しました.また,特別講演として JST CREST 研究総括の瀬戸山先生に俯瞰的なご講演もお願いしました.さらに,日頃の疑問の解消にも役立つように, 申込時に提出して頂いた質問に講師陣が答えるQ&Aセッションも企画してみました.
 学生の方のみならず,若手からベテランの研究者・技術者の方の参加も大歓迎です.
 夜はリラックスして本音で語り合う時間もたっぷり取れます.参加者全員で液晶について熱く語りあいましょう.

 開催案内のチラシ(PDF)はこちらより、 リーフレット(PDF)はこちらよりダウンロードできます。

実施概要
■日時
 平成29年 7月20日(木)13:00〜21日(金)12:00

■場所
 筑波山 江戸屋(茨城県つくば市筑波728)
 送迎バス乗り場のご案内はこちら

■参加費
(一般) 正会員21,000円 (内訳:会議参加費10,000円、宿泊費(夕・朝食込)11,000円)
(一般) 非会員27,000円 (内訳:会議参加費16,000円、宿泊費(夕・朝食込)11,000円)
(学生) 会員15,000円 (内訳:会議参加費4,000円、宿泊費(夕・朝食込)11,000円)
(学生) 非会員18,000円 (内訳:会議参加費7,000円、宿泊費(夕・朝食込)11,000円)

※「賛助会員」は、一口につき5名まで正会員の参加費にて参加していただけます。なお、『賛助会員』の一覧は、 下記でご覧いただけます。
http://jlcs.jp/about/overview/CorporateMembers
※日本液晶学会会員の参加費は不課税、非会員の参加費は消費税込です。
※参加費・宿泊費・夕食・朝食込の金額です。

申込み方法
下記のフォームに必要事項を記入し、件名を「SSS2017参加申込」とし、 下記の申込先までメールでお申込み下さい。
なお、参加費は、当日、会場にて現金でお支払ください。

申し込みフォーム
   --------------------------------(件名:SSS2017参加申込)--------------------------------
   氏名:
   性別:男性/女性 (該当する方を残して他を削除して下さい。)
   所属:
   参加種別:(一般)正会員/賛助会員/(一般)非会員/(学生)会員/(学生)非会員 (該当する一つを残して他を削除して下さい)
   送迎バス(つくば駅12:00発)希望の有無: 有/無 (該当する方を残して他を削除して下さい。)
   連絡先E-mail:
   備考:
   -----------------------------------------------------------------------------------------

申込締切: 6月23日(金)  申込受付を修了しました。
      (既に当初予定人数に達しておりますが、会場との調整で現在追加分を募集中です。予定人数に達し次第、
      締切前でも申し込みが終了となりますので、ご参加を計画されている方は早めにお申し込み下さい。)(6月16日追記)


申込先: 2017年日本液晶学会小サマースクール校長 筑波大 齋藤一弥  sss2017@ekisho.jp
※メールアドレスはSPAM対策のため「@」を「@(全角文字)」に変えて表示しています。
 メールを送信する場合は、お手数ですが「@(全角文字)」を「@」に変更してください。

スケジュール

7月20日(木)
開校
 13:00−13:30  開講式 齋藤 一弥 校長(筑波大学)
基礎講座
 13:30−14:40  液晶組織の構造と発現機構 石川 謙 先生(東工大)
 14:50−16:00  液晶の屈折率と誘電率とは 森武 洋 先生(防大大)
 16:10−17:20  示差走査熱量測定(DSC)の基礎 齋藤 一弥 校長(筑波大学)
 17:20−20:00  夕食・入浴等
特別講演
 20:00−21:00  化学の強みを活かした21世紀の
 日本の科学技術戦略
 瀬戸山 亨 先生(三菱化学)
 (JST CREST研究総括)
 21:00−22:00  Q&Aセッション(回答者は下記講演概要参照)
懇親会
 22:00−  懇親会

7月21日(金)
基礎講座
 09:00−10:10  分子構造と液晶相の関係 岸川 圭希 先生(千葉大)
 10:00−10:25  特許の基礎:液晶を題材として 齋藤 嘉久 先生(DIC)
 10:25−10:50  液晶業界の特許出願動向 島谷 明子 先生(JNC)
特別講演
 11:00−11:45  液晶と高分子 
 −相互作用,フラストレーション,複合系−
 菊池 裕嗣 先生(九州大)
閉校
 11:45−12:00  閉校式 西山 伊佐 副校長(DIC)


講演概要
基礎講座

「液晶組織構造と発現機構」 石川 謙 先生(東工大)
 偏光顕微鏡下で液晶が示す文様には,その文様が出現する必然があります.その必然を理解すれば, 文様からの相同定が容易になります.そこで,液晶相の構造と文様の発現の関係を中心に液晶組織を紹介します.

「液晶の屈折率と誘電率とは」 森武 洋 先生(防衛大)
 液晶の基本的な物理定数である誘電率や屈折率について,それぞれが何を表しているかという基礎的な ところから解説します.また、誘電率や屈折率を測定するためのセルの構造や測定法も紹介します.

「示差走査熱量測定(DSC)の基礎」 齋藤 一弥 校長(筑波大)
 DSCは液晶研究に不可欠ですが,最近はブラックボックス化が進み,解釈を間違ってしまう危険性も 増しています.今回は,「熱分析」(齋藤・森川著,共立出版)の内容の中から 「間違わないためのポイント」を解説します.

「分子構造と液晶相の関係」 岸川 圭希 先生(千葉大)
 液晶状態では分子が隙間なく集まって揺れ動いているので,分子の形や分子間に働く力が その集まり方に大きく影響します.この講義では,その液晶相が現れる理由やその性質を 示す理由を,分子構造から解説します.

「特許の基礎:液晶を題材として」 齋藤 嘉久 先生(DIC)
 特許には独特なルールがあり,一般常識で考えると理解し難いことも多いものです. 本講義では,液晶を題材に特許について,アカデミックな方々にも役立つ基礎知識に ついて講演します.

「液晶業界の特許出願動向」 島谷 明子 先生(JNC)
 液晶に関する特許出願動向を,中国・韓国などの海外を含めて俯瞰します. 技術の変遷や,過去の重要特許,企業および研究機関の出願件数推移や, 最近急増している出願人・技術などを取り上げます.


Q&Aセッション
 申込時に,液晶に関する日頃の疑問等をご記入いただき,講師陣やフォーラム主査等が 答えるQ & Aセッションを企画しました.
回答者(予定):
   講師陣に加え、
   尾崎 雅則 (日本液晶学会・副会長,大阪大),
   飯野 裕明 (物理・物性F主査,東工大),
   山本 貴広 (化学・材料F主査,AIST),
   丸山 和則 (ディスプレイF主査,DIC),
   間宮 純一 (フォトニクス・光デバイスF主査,DIC),
   一川 尚広 (分子配向エレクトロニクスF主査,農工大),
   長谷川 龍一 (ソフトマターF主査,三菱化学),
   舟橋 正浩 (香川大)、
   武仲 能子 (AIST)
   <敬称略・順不同>


   Q&Aセッションの回答はこちらから(参加者のみ・要パスワード)


特別講演

「化学の強みを活かした21世紀の日本の科学技術戦略」 瀬戸山 亨 先生(三菱化学,JST CREST研究総括)
 21世紀に入り,気候変動,民族ナショナリズム,グローバル化高度の情報化, 新興国産業の台頭といった日本が国として対応を考えるべき課題に数多く直面しています. 日本が経済的存在感を維持するために地力のある化学の役割は大きく, 産学がScienceの段階から協奏することが必要です.化学ができそうなこと, IT産業の中での表示材料の戦略等について議論したいと思います.

「液晶と高分子 ? 相互作用,フラストレーション,複合系 -」 菊池 裕嗣 先生(九州大)
 液晶と高分子は,分子レベルからマクロに至る各スケールで特徴的な相互作用を示し, それらを積極的に利用した多くの材料やデバイスが開発されてきました.本講演では, 液晶と高分子の様々な相互作用や応用例を紹介するとともに,液晶と高分子の複合系の 可能性について議論したいと思います.


会場案内
   筑波山 江戸屋(茨城県つくば市筑波728) アクセス情報



お問合せ・連絡先
2017年日本液晶学会小サマースクール校長 筑波大 齋藤一弥:sss2017@ekisho.jp

※メールアドレスはSPAM対策のため「@」を「@(全角文字)」に変えて表示しています。
 メールを送信する場合は、お手数ですが「@(全角文字)」を「@」に変更してください。

日本液晶学会サマースクールのページに戻る