2000 年度「日本液晶学会サマースクール」開催後記

(会期:8月24~26日)

液晶学会サマースクール(SS2k)開催後記


今年のSS2kは、大盛会にて開催することが出来ました。多くの方に喜んで頂けたものと思います。参加者の皆様、本当に有難う御座います。このページでは、SS2Kの写真や、アンケートの結果等を掲載いたします。この出会いを是非大切にしてくださいネ。SS2KのMLはまだ生きておりますのでご活用ください。MLの使い方はこちらをクリックしてください。アンケートに寄せられた皆様の声を生かし、来年はもっと素晴らしいサマースクールとなることを希望しています。今からでも遅くないので、ご希望などをお寄せください。
  1. 開催案内(8月バージョン)
  2. アンケート結果について
  3. SS2K写真集
  4. JLCS理事会へのSS2K終了報告
  5. 独り言
問い合わせ先
〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1
長岡技術科学大学工学部電気系  木村宗弘
電話:0258-47-9540
FAX:0258-47-9500
E-mail: nutkim@vos.nagaokaut.ac.j p
実行委員
委員長:赤羽正志(長岡技術科学大学)
委 員:小野浩司(長岡技術科学大学)
木村宗弘(長岡技術科学大学)
山口留美子(秋田大学)
田所利康(日本分光(株))

2000 年度「日本液晶学会サマースクール」開催案内

サマースクール2000へようこそ


日本液晶学会では次代の液晶研究と液晶産業を担う大学及び企業の若手研究者を対象とするサマースクールを下記の要領で開催いたします.
サマースクールは、液晶について「基礎」から「応用」までを集中して勉強するだけではなく、参加者と講師の先生方との世代と分野を越えた交流の場として、毎年好評を博しております。本年は都会を離れ、妙高高原の山懐にてのんびりと自然を満喫しながら、膝を交えて懇談が出来るようなサマースクールを企画いたしました。講義については、大学卒業程度の知識をもってすれば理解できるような内容とし、質問時間・休憩を講義の中間に挿みながらじっくりと学んで戴くことができるようなプログラムと致しました。さらに、若手研究者が夢を膨らまし今後の研究活動の励みになるように、「研究開発秘話」を語って戴く講演や、液晶応用の裾野の広さを実感して戴けるような講演も用意いたしました。ポスターセッションについては、従来の研究成果発表という形にとらわれず、「○○について教えてくれませんか?」というような、研究開発現場直結の質問ポスターなども気軽に行っていただけるよう計画しております。
皆様の奮ってのご参加をお待ちいたしております。

主催

日本液晶学会

会期/会場

会期:2000 年8月24日 (木) ~8月26日 (土)  … 2泊3日
会場:池の平高原 ホテル・アルペンブリック
〒949-2112 新潟県妙高高原町池の平2452
Tel:0255-86-3180
FAX:0255-86-4235
アクセス:鉄道を利用の場合(東京から妙高高原駅まで約126分)
JR長野新幹線(東京-長野)、信越線(長野-妙高高原駅)
妙高高原駅から池の平温泉バスでエビス屋前下車(徒歩約15分)
車を利用の場合
上信越自動車道・妙高高原I.C.で降りる

プログラム (敬称略)

1日目(8月24日)

13:00~ 受付開始
14:00~ 開校式 (長岡技術科学大学)赤羽正志 実行委員長
14:10~16:00 講義:液晶の物理 (東京工業大学)竹添秀男
講義の中間に質問時間及び休憩を約10分挿みます
16:10~17:00 講演:液晶産業の現状と将来   (野村総研)御手洗久巳
17:10~ チェックイン
18:30~20:30 バンケット

2日目(8月25日)

7:30~ 朝食
9:00~10:50 講義:液晶の化学      (大日本インキ)楠本哲生
講義の中間に質問時間及び休憩を約10分挿みます
11:00~11:50 講演:液晶のトライボロジー   (横浜国立大学)中野 健
12:00~12:50 昼食
13:00~16:00 液晶懇談会 
16:10~17:00 講演:溶融液晶繊維の応用       (クラレ)中川潤洋
18:30~ 食事 
20:30~22:30 ポスターセッション/教えてくださいコーナー

3日目(8月26日)

7:30~ 朝食
9:00~10:50 講義:液晶の光学   (長岡技術科学大学)小野浩司
講義の中間に質問時間及び休憩を約10分挿みます
11:00~11:50 講演:日本の誇れるLCD技術、開発秘話   (シャープ)松浦昌孝
11:50~12:00 閉校式

参加費

液晶学会会員 非会員
一般 30,000 円 40,000 円
学生 20,000 円 25,000 円

※ いずれも、宿泊費(2泊5食)、講義要旨集、懇親会費などを含む。
※ 賛助会員企業団体からの参加者は5名までは正会員と同じ扱いとなります。
参加申し込みは、8月1日をもって締め切りました。

問い合わせ先

〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1
長岡技術科学大学工学部電気系  木村宗弘
電話:0258-47-9540
FAX:0258-47-9500
E-mail:?ss2kreg@alcllan.nagaokaut.ac.j p 最新情報はこのホームページ(http://www.alcllan.nagaokaut.ac.jp/ss2k/index-j.html)に随時掲載いたします。

ポスター講演(申し込みは締め切りました)

ポスター発表を募集します. 発表内容については、研究成果発表だけではなく、『このような問題で困っています』というような質問ポスター講演も設定し、自由なディスカッションの場を提供いたします。また、企業等の参加者におかれましては、研究成果だけでなく、各種展示なども結構です。

SS2K応援隊募集

今回のサマースクールは、参加費の大幅ダウンに見られますように、出来るだけ手作りで運営をしています。また、SS2Kにただ出席しているというのではなく、参加しているといえるSS2Kを目指しています。そこで、SS2Kでは、「SS2K応援隊」を募集します. 具体的には、ポスター講演以外において、販促品のご提供なども歓迎いたします。SS2K応援隊についてはメールにてお問い合わせください。

実行委員

委員長:赤羽正志(長岡技術科学大学)
委 員:小野浩司(長岡技術科学大学)
木村宗弘(長岡技術科学大学)
山口留美子(秋田大学)
田所利康(日本分光(株))

2000 年度「日本液晶学会サマースクール」参加者アンケート


このページでは、SS2K参加者アンケートの結果を掲載いたします。アンケートを見てみると、参加者の皆様の声が聞こえてきました。多くの「参加して良かった」という声の中からも、重要な改善点も見えてきます。アンケートに寄せられた皆様の声を生かし、来年はもっと素晴らしいサマースクールとなることを希望しています。今からでも遅くないので、ご希望などをお寄せください。
  1. 最終参加者について
    最終的な参加者は以上のような結果でした。(賛助会員としての参加者も一般液晶学会会員の人数に含めています。)

    一般液晶学会会員 一般非会員 学生会員 学生非会員 講師・当日運営スタッフ
    47 9 24 1 12

    諸般の理由から不正確ではありますが、一般参加者47名のうち1/3が液晶学会員です。また、SS2K当日入会者(社会人で6名)いることも注目です。ということは、SSの参加者個人の多く非会員だということです。これは、今後サマースクールを企画する上で、参加対象をしっかりと考えなければならないと思います。

    今回のアンケートでは年齢を聞いてはおりませんが、雰囲気として参加者の平均年齢は数年前よりも5歳くらい下がっている傾向が感じられます。

  2. アンケート回答者について
    以下のアンケートは、参加者のうち、76名からご回答頂きました。

    一般液晶学会会員 一般非会員 学生会員 学生非会員 賛助会員
    16 20 22 1 17

    ここで、上の参加者別と比べて「非会員」と答えている人が圧倒的に多いのは、賛助会員枠で参加している人が、自分個人は「非会員」であるため、ここに丸をつけてしまったものと思います。お含みおき下さい。この辺は、無記名アンケートの限界だと思います。

  3. SS参加費について
    企画運営の参考までに、参加費についてお聞かせ頂きました。

    参加費を自分で出した 会社(大学)に出してもらった
    22 54

    ここで注目は、一般参加者の全員が参加費(部分費用の人も含む)を所属団体に出して頂いて参加しているということです。これはいろいろな意味で予想していませんでした。交通費についても結果は同様でした。
    自費参加者が参加しやすいようにと、昨年に比べて参加費の大幅ダウンを図りましたが、この後のアンケート結果(SSの改善点)にみられるように、参加費ダウンによる「切り詰め」は決して受けなかったようにも思えます。ところが、学生の参加者で見ると・・・・・

    参加費を自分で出した 会社(大学)に出してもらった
    20 3

    という結果です。
    今後の運営や参加費設定にもまだまだ課題があるようにも思いました。

    この受講費についての感想を伺ってみると

    高い ちょっと高い 妥当 安い
    2 10 49 14

    という結果でした。

    [+] 受講費に寄せられた感想と実委のコメント
  4. 交通費について
    今回は妙高・池の平高原で行いましたが、会場までの交通費について伺いました。

    交通費が高い ちょっと高い 妥当 安い
    7 21 48 0

    会場まで新幹線で来なければならず、やはり遠かったのでしょうか・・・・。(ちょっと)高いと回答された人の中で、自費で参加している学生は3割ぐらいです。きっと出張旅費の請求が大変ということと、旅費を自費で参加するとなるとこれもなお大変ということでしょうか・・・・・(汗)。
    今回は小旅行を楽しんで頂くという感じで妙高に設定致しましたが、参加者の2/3の方が「妥当」と評価して頂いたことには元気付けられました。SS終了後に近くに別の宿を取られた人もいらっしゃったようですし、東京を離れるのもたまにはよいということだと思いました。

  5. 講演について
    ご講演頂きました講師の先生本当に有難う御座いました。お忙しい中詳しいテキストを作成頂き感謝申し上げます。
    このアンケートでは、参加者から見て「良かった講演」を2つずつ挙げて頂きました。人気のあったのは

    液晶の化学 液晶トライボロジー 液晶の光学
    40 28 18

    という結果でした。

    [+] 講演全体に寄せられた感想(結構辛口です。)
  6. SS2K全般について
    このアンケートでは、SS2Kで良かったところを5つずつ挙げて頂きました。この部分を記述式にするとこれまでの反省から、まず書いてもらえないと思ったので、やや手前味噌になってしまいました。
    質問項目の[+]のところをクリックして頂きますと、お寄せいただいた詳しいコメントがお読み頂けます。
    参加費[+] : 12
    Webでの案内 : 13
    オンライン登録 : 23
    メーリングリストでの情報[+] : 34
    請求書等の発行 : 4
    予稿集[+] : 19
    開催地(池の平)[+] : 19
    ホテル施設[+] : 1
    送迎バス : 5
    開催が8月下旬だった事[+] : 3
    地ビール飲み放題企画[+] : 26
    蟹食べ放題企画[+] : 5
    朝食 :2
    温泉[+] : 25
    講演プログラム[+] : 21
    講師 : 13
    液晶懇談会[+] : 15
    部屋割り[+] : 18
    部屋分煙食 :3
    書籍頒布 :2
    講師の部屋での夜の懇親[+] : 10
    口演会場[+] : 3
    ポスターセッション[+] : 25

    という結果でした。メーリングリスト(ML)、地ビール、温泉、ポスターセッションという順番でした。
    MLは、SS2Kのフランクな雰囲気を作っておきたいという気持ちから開始したもので、概ね好評だったと思います。また、更に地ビールで和んで頂いて、部屋割りの工夫と、アトホームな雰囲気の中で、液晶分野の中の異分野の人や学生・企業人・講師との交流も楽しんで頂けたものと思います。

    SS全体に寄せられたその他の感想[+]
  7. SS参加について
    多くの方に喜んで頂いたサマースクールですが、また参加してみたい会合であったかお聞きしました。

    また次回も参加してみたいと思いますか?

    はい いいえ
    62 13

    「いいえ」の方の中には、来年は関西方面という話もあって、距離的問題で参加を躊躇されている人や、来年の今ごろはもう液晶初心者ではなくなっているということもあるのでしょう。そこで次の質問は、・・・・

    SSを知人に勧めてみようと思いますか?

    はい いいえ
    72 4

    という結果でした。今回のSSは殆どの方にご満足いただけたのではないかと思います。来年の会場は決まっておりませんが、是非もう一度お会いできますことを楽しみに致しております。また、次回には友人・同僚・後輩と一緒に参加してください。更に素晴らしいSSになるよう、次期幹事の奮闘を祈っております。

SS2K写真集

サマースクールの写真集です。なお、フイルムは富士写真フイルム(株)よりご提供頂きました。有難う御座いました。写真撮影は、渋谷崇@旭ガラス(株)様[副:奥本恵隆@長岡技大]にご担当頂きました。心より感謝申し上げます。

ここにUPする写真は、全写真の1割ぐらいでしょうか。いっぱい撮って頂きました。写真につきましては、秋の液晶討論会においてポスターセッションの時間にも場所を頂いて披露したいと考えております。

講義風景1

講義風景1

開校式

開校式

竹添先生

竹添先生

御手洗先生

御手洗先生

バンケット

バンケット

夜のスナップ

夜のスナップ

朝食風景

朝食風景

楠本先生

楠本先生

講義風景2

講義風景2

中野先生

中野先生

中川先生

中川先生

夕食1

夕食1

夕食2

夕食2

夕食3

夕食3

夕食4

夕食4

ポスターセッション1

ポスターセッション1

ポスターセッション2

ポスターセッション2

ポスターセッション3

ポスターセッション3

朝の妙高山

朝の妙高山

小野先生

小野先生

集合写真

集合写真

松浦先生

松浦先生

サマースクール2000報告

サマースクール2000報告 (長岡技科大工) 赤羽正志(PDF)


幹事(木村)の独り言コーナー

SS2Kも大盛会にかつ無事故で終了致しました。会計も終わりまして、ホッとしております。

アンケートでは、皆さんから喜んで頂いた様子がとてもよく浮かんできました。本当に有難う御座いました。やってよかったな~と思いました。これも、今まで5回のSSの積み重ねと、実行委員のご協力と、参加者の皆様のご理解とご協力の賜物です。本当に有難う御座いました。

来年ですが、液晶若手研究会の頃から、中部以西(電気が60Hzの地域)で行ったことがありません。私は関東出身ですが、いろいろなものが東京集中というのは良くないと思っております。そこで「関西なんかで出来たらいいな~」と個人的には思っております。もちろん、関西地域に「SSを当地に持ってこよう」という空気がなければ実現できない話ですが・・・・。(押し付けているみたいに思われてはマイナスですから)。SSの開催には、計り知れないメリットがあります。ここをご覧の参加者にしか分からないかもしれませんが・・・・・。(というか、参加者の多くも参加以前には想像できなかったと思いますが。)

運営、特に運営主体(平たく言えば幹事)については、思うことがあります。しっかりとしたSS運営のcoreさえあれば、SS開催場所は沖縄でもハワイでも出来ると思います。器(ホテルや会議場等)さえ決めてしまえば、講演会場運営は器(ホテル)側の責任ですし、会場として相当努力してくれるはずです。今回のホテルアルペンブリックさんは本当に協力してくれました。(費用も勉強してくれました。)改めて感謝いたします。器が決まれば、運営coreは決して開催地にある必要性はないと思うのです。意外かもしれませんが、長岡市からホテルアルペンブリックまでは100km近く離れていたし、打ち合わせはホテルの営業さんが当地まで来ましたので、ここで全てやりました。

受付等の事務作業もオンライン登録等の自動化により、楽です(本人がまず楽しんでやってますから。来年またやれと言われてもきっと拒みません)。是非SSを当地でやってみたいというボランティア有志が現れることを期待しています。お手伝いできることを楽しみに致しております。

SS開催については、(1)現在までのような総花的な講演、と、(2)トピカルな講演にする、のと二つのニーズがあるように思います。

もしも現在までのようなSSを今後も続けるならば、考えることがいくつかあるでしょう。一つは、「液晶(学会)への入門」という明確な位置付けをすることでしょう。液晶学会の事業であるSSによって液晶を学び、液晶学会の有用性を知って頂き、更にbenefitを享受するために液晶学会に入って頂く、そしてより高度な情報をフォーラムミーティングで享受していただく・・・・、という流れが在ってしかるべきだと思うのですが、如何でしょう。SSような会合は、営利団体ではまず不可能です。そこに液晶学会の存在意義もあると思うのです。もう一つは、運営形態です。アンケートでSSの改善点をお伺いしたところ、「強いて言えば・・・・」という書き出しで挙げられているものが多く、その改善点も、実行するにはコストの問題(ボランティアの限界)がある、というものばかりです。(何をやるにも参加費アップに繋がりますが、今年参加費を下げたのがいけなかったか・・・。)もう一つは、SSの狙いの一つですが、同じ液晶にかかわる者同士の横のつながり・交流の場の提供でしょう。事実、SSの実行委員は、SSで知り合って、気付いたらSSの運営にかかわっている、そういった人間関係・人脈です。SSのポスターセッションで見られたような積極性が若手研究者には特に大事なのではないでしょうか。(生意気なことを言ってスミマセン)。

今回のSSの講演は、フォーラムセミナーと言ってもいいくらいのレベルの高い講演だったと思います。また、参加者も約半数程度は液晶を学ぶ学生だったり液晶関連部署で働いている人のようでした。このため、ポスター講演も活発で、講義の質問のレベルも高かったように思います。アンケートでも「トピックを絞れ」という声が多くありました。そこで、レベルは中級としてトピック・分野ごとに学べるようにしたSSをやるのであれば、これは現状のSSというよりは、液晶学会内の各フォーラムが主催する形をとるべきだというのが私の独り言です。

欲を言えば、(1)と(2)の両方が存在すればhappyなのですが・・・・・。

最後に、今回のSSは、私個人のキャラクターをあえて前面に出してやらせて頂きました。楽しく開催させて頂きました。このために、場合によっては、いいかげんな、不真面目な印象を思われたところもあったと思います(実は”そのまま”ですが・・・・)。また、「勉強会」のような落ち着いたセミナーを期待された方には期待を裏切ったかもしれません。参加者の一部の方には、実務でいくつかのご迷惑もお掛け致しました。期待はずれだった方には衷心よりお詫び申し上げます。是非、液晶学会主催フォーラムセミナーに御期待くださいますようお願い申し上げます。